流行拡大防止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 05:52 UTC 版)
プリマキンは1回投与で熱帯熱マラリア原虫の成熟ガメトサイト(生殖母体、ステージV)に対して速やかな殺滅作用を持つが、他の抗マラリア薬は成熟前ガメトサイトに対しては効果があるものでもの成熟ガメトサイトには無効である。この効果はハマダラカへの原虫の移行を阻止し、プリマキンの同時投与によりヒト血液中の熱帯熱マラリア原虫のメロゾイトを殺滅し、低流行地域での感染拡大防止に貢献する。WHOはプリマキンの1回投与は(G6PD欠損症の患者でさえ)安全であり、熱帯熱マラリアの感染予防に有効であるとしている。
※この「流行拡大防止」の解説は、「プリマキン」の解説の一部です。
「流行拡大防止」を含む「プリマキン」の記事については、「プリマキン」の概要を参照ください。
- 流行拡大防止のページへのリンク