流血を呼ぶ獅子頭渡御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 13:55 UTC 版)
「館林の牛頭天王信仰」の記事における「流血を呼ぶ獅子頭渡御」の解説
外加法師、外伴木の八坂神社の獅子頭は、いずれも目を怒らし歯を食いしばった獰猛な形相で、特に外伴木のものは左甚五郎の霊作とされるものでその凶悪さは群を抜き、「人の血を見なければ鎮まらない」という伝説を持つほどであった。夏祭りでの渡御の際に、そのいかつい獅子頭を先頭にムカデのように練り歩く様子はさながら狂ったようで、家中の屋敷はもちろん民衆の町家にまで押し入って乱暴狼藉を働き、伝説の言う如く血を見なければ収まらなかったこともあったようである。しかしながらこれらの乱暴狼藉を藩庁は「神意」として扱い、取締ることはなかったようである。
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