波切発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 01:43 UTC 版)
1921年(大正10年)に津電灯が志摩郡波切村(現・志摩市大王町波切)に進出した際村内に用意した発電所は波切発電所という。逓信省の資料では1921年下期の稼働が確認できる。吸入ガス機関を原動機とするガス力発電所であり、シーメンス(ドイツ)製交流発電機を1台備える。発電所出力は48キロワットで、周波数は50ヘルツ。燃料はガスコークスが用いられた。 三重合同電気発足後の1923年3月、鵜方変電所(鵜方村所在)と鵜方送電線が完成した。これに伴い変電所からの配電に切り替えられたため、波切発電所は廃止された(同年4月廃止届出)。
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