法人税
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/31 07:19 UTC 版)
法人税(ほうじんぜい、英: corporate tax)は、法人の所得金額などを課税標準として課される租税。国税で直接税、広義の所得税の一種。国家間の移動が容易になったことで国際的企業による、アイルランドなどのような低法人税率国(租税回避地)へ法人移動で節税しているGAFAなどのような国際的企業[1][2]からの税収流出の軽減させようと各先進国間における国際的な法人税率の引き下げ競争が問題になっていた。そのため、2021年6月のG7財務相会合、7月にはG20、10月にはOECDで非加盟国を含む140カ国・地域が参加し、国際的に「最低法人税の実効税率(実効最低税率(effective minimum tax rate)」を15%以上とすることが決まり、国際法人課税ルールの大幅な見直しが約100年ぶりに決まった[3][4][5][6][7][8]。OECDと日本財務省のデータによると、上記の15%以上の義務化以前の主要先進国の2021年時点の「法人税の実効税率」は、オーストラリア:30.0%、日本:29.74%、フランス:28.4%、韓国:25.0%、スペイン:25.0%、イタリア:24.0%、米国:21.0%、英国:19.0%、ドイツ:15.8%、カナダ:15.0%、アイルランド:12.5%である[9][10]。
- 1 法人税とは
- 2 法人税の概要
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