泊瀬部大王(はつせべのおおきみ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 01:41 UTC 版)
「日出処の天子」の記事における「泊瀬部大王(はつせべのおおきみ)」の解説
穴穂部間人媛および穴穂部王子の同母弟。穴穂部王子と異なり政治的手腕にも豪胆さにも欠け、強欲で目先のことしか考えない享楽的で無能な人物として描かれる。当初は毒にも薬にもならぬ人物と評され、思いがけず大王に擁立されるが、即位後は自分を「大王であるこのわし」と呼んで権力に執着しながら政治は二の次で、糠手と共謀して厩戸の暗殺を計画するなど次第に横暴な面が目立つようになり、自分に逆らった豪族を宮中の重要な儀式から排除したため馬子に見放され、最終的には厩戸と蘇我氏によって暗殺されるが死後も誰にも惜しまれることはなかった。
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