永世九段・永世十段
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 21:45 UTC 版)
「十段戦 (将棋)」の記事における「永世九段・永世十段」の解説
九段のタイトルを連続で3期獲得した棋士には、永世称号である永世九段が与えられる。ただし、タイトルの永世称号としての永世九段と、段位としての九段とは、ほとんど区別されていない。九段のタイトルを連続3期獲得した棋士は塚田正夫・大山康晴の2名である。塚田は九段のタイトル失冠後も永世九段の資格を根拠に段位としての九段を名乗ったと一般的に認知されている。また、大山は永世九段の資格を得た時点ですでに段位が九段であったため、永世九段の資格を新たに得たものとして扱われることはほとんどない。 十段のタイトルを通算で10期(なお、十段戦終了時に制度の見直しが行われ、九段戦のタイトル獲得数を合算して数えることとなった)獲得した棋士には、同じく永世称号である永世十段が与えられる。永世十段の棋士は大山康晴・中原誠の2名。中原は長年に渡るタイトル保持者としての功績により、現役で永世十段を呼称した。 なお、永世十段とは異なるが、塚田正夫は没後に名誉十段を追贈された。また、徳川家康には段位として十段が贈られている。
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