水酸化ベリリウム
水酸化ベリリウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/04 15:25 UTC 版)
水酸化ベリリウム | |
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水酸化ベリリウム |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 13327-32-7 |
PubChem | 25879 |
RTECS番号 | DS3150000 |
特性 | |
化学式 | Be(OH)2 |
モル質量 | 43.0269 g mol−1 |
外観 | 無色結晶または白色粉末 |
密度 | 1.92 g cm−3, 固体 |
融点 | 分解 |
水への溶解度 | 0.000055 g/100 g水(18℃)[1] |
構造 | |
結晶構造 | 斜方晶系(β) |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−905.8 kJ mol−1(β) −902.5 kJ mol−1(α)[2] |
標準モルエントロピー S |
50 J mol−1K−1(β) 51.9 J mol−1K−1(α) |
危険性 | |
引火点 | 不燃性 |
半数致死量 LD50 | 4 mg/kg (ラット(静脈注射)) |
関連する物質 | |
関連物質 | 水酸化マグネシウム 水酸化カルシウム 水酸化ストロンチウム 水酸化バリウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
水酸化ベリリウム(すいさんかベリリウム、beryllium hydroxide)は、化学式 Be(OH)2 で表されるベリリウムの水酸化物である。
天然にはα型がクリノベホ石(Clinobehoite)[3]、β型がベホ石(Behoite)[4]として産出するが希少である。
製法
ベリリウム塩水溶液にアンモニア水を加えてできる沈殿を、アンモニア水の存在下で長時間加熱するとα型の結晶が生成する[5]。
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