水源の保全
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 08:15 UTC 版)
1969年7月に集中豪雨のため、普段は水の流れの無い湧水地点より上部の自衛隊北海道大演習場千歳地区で鉄砲水が発生し、水道用水に土砂を含んだ汚水が流れ込んだ。このため千歳市は、自衛隊の協力を得て演習場内に土手をめぐらし、保水力を高める植林を行うとともに、急速沈殿池と浄化剤注入装置からなる浄化施設を設けた。 1975年にはゴルフ場造成が計画されたが、水質汚濁防止の費用が問題となり中止された。この計画地一帯から遺跡が発掘され、1979年にウサクマイ遺跡群として国の史跡となり、順次買収された。 2003年、千歳市自然環境保全条例によって内別川沿いの143.3ヘクタールは第一自然環境保全地区として指定され、厳格に保護・保全する地区となっている。この指定地区は上述のウサクマイ遺跡群とほぼ重なっている。
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