水温・気温
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 19:58 UTC 版)
タガメ類は南方系(熱帯・亜熱帯由来)の昆虫であるが、飼育下における死亡率は冬季より気温が不安定な時期(春先・晩秋)や夏季の方が高い。水温が25 - 30℃に上昇する初夏・夏は餌を大量に食べる一方、水温が20℃以下に低下すると食欲が減退する。 活動期の適温は水温23℃ - 28℃程度で、メスの産卵頻度は水温が高いほど高くなるほか、幼虫の成長速度も水温が高いほど速くなるが、水温が30℃を超える夏場は水中の溶存酸素量が減少するため、飼育下では高水温状態が続くと水中でうまく呼吸できなくなることで死亡率が高くなる。また気温が30℃を大きく超えるような状態では卵の孵化率が低くなるほか、エアコンで湿度を低下させた室内では孵化率が50%以下まで低下する場合もある。
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