水木亮とは? わかりやすく解説

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水木亮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/24 14:58 UTC 版)

水木 亮(みずき りょう、1942年 - )は、日本作家。在野の民俗学者。本名・望月弘美。

来歴

山梨県出身。戦時中、日本領であった現在の北朝鮮領に生まれ、戦後山梨県に住む。早稲田大学を卒業して、同大学院文学研究科に進み、修士課程を修了しした。修了後は山梨に帰り、国語科教諭として勤務する傍ら創作活動を行った。

山梨県立甲府第一高等学校教諭であった1975年、投稿作「いつか俺達のブルースを」が集英社主催の第8回『小説ジュニア』青春小説小説新人賞で最終選考に残り、入選作にはならなかったが『小説ジュニア』1975年8月号に掲載された[1]。1977年に行われた第10回の同賞でも、「青春ブルース」が最終選考に残ったが、落選している[2]。その後は1999年「祝祭」で織田作之助賞、2006年「お見合いツアー」で農民文学賞、2007年「海老フライ」で労働者文学賞を受賞。

高校の演劇部指導をきっかけとして、劇団「COMEDY OF YESTERDAY」を主宰。

著書

単著

  • 『翼のない海』檸檬社、1980年
  • 『清里に春の雪降る』山梨ふるさと文庫〈グリーン・ロマンス〉、1985年
  • 『うすべにのやみいとしの落花 水木亮戯曲集』門土社総合出版、1991年(戯曲・第四紀sometime)
  • 『山梨の民俗芸能』勉誠出版、2000年
  • 『美しい朝の国 朝鮮の山を緑に・浅川巧 水木亮戯曲集』カモミール社、2001年
  • 『雪乃丞くんへの手紙 エッセイ集』山梨ふるさと文庫〈シリーズ山梨の文芸〉、2002年 
  • 『祝祭』山梨日日新聞社、2006年
  • 『老い焚く妖の記』窓社、2012年

編著

  • 『艶笑唄 地方に残る生と性の労働歌』窓社、2010年
  • 『「コメディ・オブ・イエスタディ」の二五年』山梨ふるさと文庫〈シリーズ山梨の文芸〉、2010年

脚注

  1. ^ 第8回には入選作なし。選考委員は尾崎秀樹佐伯千秋津村節子富島健夫三浦朱門の5名。情報は『小説ジュニア』1975年8月号 199頁に拠った。
  2. ^ この回には水木を含めた最終選考3名のうち、正本ノン氷室冴子の2名が佳作に選ばれている。選考委員は第8回と同じであった。情報は『小説ジュニア』1977年8月号 153頁に拠った。

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