民間向けモデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:08 UTC 版)
アメリカ合衆国などの民間市場向けに、セミオート限定のモデルが開発された。 古いモデルはパドル式のマガジンキャッチレバーが廃されている。 HK94 カービン・モデル。バレルが420ミリに伸ばされているが、この長過ぎるバレルが不格好であり不評だったため、円筒形のバレルジャケットを装着して見た目だけMP5SDシリーズに似せる方法と、アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局(ATF)に特に申請して「短銃身ライフル」として登録し、合法的にバレルを切り詰める方法とが考えられた。また多くのHK94は、ATFへの登録を経てオートマチック・シアを組み込むことで、合法的にフルオート射撃が可能なように改造された。 SP89 ピストル・モデル。法的にピストルとして販売するため、ストックやバーティカル・フォアグリップは装着できず、代わりに、誤って手が銃口の前に出ないように小さな突起がハンドガードに付されている。5年間だけアメリカに輸入・販売されていたが、その多くは、HK94と同様にオートマチック・シアを組み込んで、フルオート射撃が可能なように改造された。 SP5 ピストル・モデル。SP89と異なり、8.86インチ(225mm)のMP5と同じ長さの銃身となっている。SP89と同様法的にピストルとするためストックやバーティカル・フォアグリップは装着できないが、アームブレースを取り付けることは可能。2019年より販売され、これに伴いHK94がSP5L、SP89がSP5Kとして再販された。
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