氏族の祖先としてのネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/09 05:09 UTC 版)
「ネ (称号)」の記事における「氏族の祖先としてのネ」の解説
物部氏の「トチネ(十千根、十市根、止智尼、十千尼)」、中臣、伊香連および中村連の「コヤネ(天児屋根命、天乃古矢根命、天乃子八根命)、穂積氏の「タケオシヤマタリネ(建忍山垂根)」、桜井田部連の「シマタリネ(島垂根)」、吉野氏の「ミヒカネ(弥比加尼)」がみられる。また出雲国造に「フリネ(振根)」、「イヒイリネ(飯入根)」および「ウマシカラヒネ(可美乾飯根命)」、尾張氏には「イナダネ(建稲種命、伊那陀宿禰)」、「ハリナネ(尾治針名根)」、「オヅナネ(尾綱根)」および「シリツキネ(志里都岐根)」または「シリツナネ(尻綱根、志理都名根)」が見られる。この内、地名にネがつくものは地域の軍事的首長であり、トチネは大和国十市地方の、ハリナネは尾張国針名地方の豪族と考えられる。
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