氏子と祭礼組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:37 UTC 版)
浅間、諏訪両社の大例祭である吉田の火祭は主宰こそ浅間神社であるが、実際には氏子をはじめとする多種多様な立場の多数の人々によって運営開催されている。その中心となるのが上吉田地籍の自治会から構成される北口本宮富士浅間神社の氏子である。氏子総代は、上宿(町)、中宿(町)、下宿(町)、中曽根の各町から2名の合計8名で、区内の選挙により選出され任期は3年である。文化財としての「吉田の火祭保存会」は、この総代会の組織とイコールであり、祭事全般におけるさまざまな運営の中心的な組織である火祭実行委員会の進行運営会計を取り仕切る。 この他の組織には神職、神楽を奉納する神楽講、氏子青年団、地元消防団、神輿の担ぎ手である複数のセコ集団などがある。特筆すべき吉田の火祭特有の組織としては、上吉田地区内の御師から構成される北口御師団がある。御師団は祭りの際、神職とともに白い祭服を着用して随行し、外見上は神職と見分けがつかない。相違点は後述する2基の神輿のうち、浅間神社の神職は先頭を行く明神神輿を担当するのに対し、北口御師団は後方の御山神輿の神事を担当することである。
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