死亡診断書における原疾患と合併症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/27 14:39 UTC 版)
「合併症」の記事における「死亡診断書における原疾患と合併症」の解説
肝硬変患者で腹水貯留と食道静脈瘤の破綻があるときは、肝硬変が原疾患、腹水貯留と食道静脈瘤が合併症となる。十二指腸潰瘍が穿孔して急性化膿性腹膜炎になったときは、十二指腸潰瘍が原疾患、腹膜炎が合併症である。合併症が死亡診断書の「死亡の原因」の項目の直接死因となることも稀でない(下表の例1~3)。ただし、進行性の肺癌が原因で終末期に肺炎を併発して呼吸不全で死亡したような例では、直接死因にそのまま原疾患を記入してもよい(下表の例4)。 死亡診断書の傷病名の記載例㋐ 直接死因㋑ アの原因㋒ イの原因1食道静脈瘤破綻 肝硬変 慢性ウイルス性肝炎 2誤嚥性肺炎 脳梗塞 3急性腹膜炎 十二指腸潰瘍 4肺癌
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