歌舞伎の掛け声
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 06:53 UTC 版)
歌舞伎上演中に大向うが役者に掛ける「~屋っ!」「~代目っ!」といった掛け声のなかには、二つの歴代数が過去の特定の歌舞伎役者を指す語として歌舞伎の世界では定着している。 単に「九代目」といった場合 → 特に九代目市川團十郎(1838-1909) のことを指す。 単に「六代目」といった場合 → 特に六代目尾上菊五郎(1885-1949) のことを指す。 したがって、例えば当代の九代目市川團蔵や六代目澤村田之助が舞台にのぼっても、これに「九代目っ!」「六代目っ!」といった掛け声を掛ることはまずない。また上方落語界において「六代目」は六代目笑福亭松鶴のことを指すといわれており、2012年7月に6代目の桂文枝を襲名した桂三枝は、六代目松鶴に畏敬を込めて「目」を入れずに「六代桂文枝」を名乗る。
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