機械判読性を高めるための工夫の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 07:54 UTC 版)
「機械判読可能なデータ」の記事における「機械判読性を高めるための工夫の例」の解説
1セルに1データのみ記載する 1セルに複数年度などのデータを入力するのではなく、単年度など項目ごとにセルを分ける。 セルを結合しない プログラムから結合されたセルを解読しようとする場合、結合された範囲などを認識する複雑な処理が生じてしまう。そのため、結合するのではなく同一の値を個々のセルに記載して対応することが望ましい。 値を省略しない 前行などと同一の値であったとしても、値を省略しない。 複数の表を1つのデータセットに記載しない 1つのデータセット(Excelの1シート上など)に複数の表が記載されている場合、表がどこで分割されているかなどを認識する必要が生じるため、機械判読が困難になる。そのため、1つのデータセットには1つの表のみを記載する。複数の表を扱う必要がある場合、データセットを表の数に応じて分割する。 位取りや見栄えのための記号や、注などをデータに含ませない 「11,000」のように数値の中にカンマを含んだり、整形のために「東 京」のように空白文字(スペース)を含んだりしている場合、機械はその記号に意味があるのかどうか判別できない。そのため、必要ない記号は削除する必要がある。また、「(注1)」などの注釈も同様である。また、マイナスの値も▲などの文字で表現せず、-記号で表現すべきである。 オブジェクトを使用しない 地理空間情報の場合、座標を併記する 地理空間情報において、位置情報に関するデータを扱う場合は住所だけではなく、座標(緯度・経度)も付与する。
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