権力資源動員論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 08:57 UTC 版)
ウォルター・コルピらは、福祉国家の規模は各階級の政治的影響力のバランスによって規定されるものと考えた。すなわち、労働者階級が左派政党を通じて自己の政治的リソースを活用し、経営者に対抗しうる政治システムを構築する(「権力資源の投資」)ことに成功するか否かが、福祉国家を規模を左右する。さらに、福祉国家そのものが、労働者の相互の対立を緩和し連帯を促すという点で、労働者階級の権力資源となると主張した。
※この「権力資源動員論」の解説は、「福祉国家論」の解説の一部です。
「権力資源動員論」を含む「福祉国家論」の記事については、「福祉国家論」の概要を参照ください。
- 権力資源動員論のページへのリンク