標準モデルと特殊点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/17 22:54 UTC 版)
各々の志村多様体は、反射体と言われる標準的な数体 E の上に定義することができる。志村多様体は解析的に(すなわち複素多様体として)定義されるが、このことから数論的な重要性を持っていることが示唆される。志村多様体は相互法則の志村による定式化の出発点を形成し、そこで特殊点とよばれる点が数論的に重要な役割を担う。 志村多様体上の特殊点の集合のザリスキー閉包の性質は、アンドレ・オールト予想(英語版)(André-Oort conjecture)により記述される。一般化されたリーマン予想を前提として、条件付きの結果としてこの予想が得られる。
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