極性項目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/16 07:16 UTC 版)
肯定・否定の一方のみと共起する(呼応する)語や表現を極性項目(Polarity item)という。例えば英語の"any"、"ever"や、日本語の「~しか」「滅多に」「必ずしも」などは、普通は否定にのみ使われる否定極性項目であり、「必ず」は肯定極性項目である。ただしそれ以外の用法もあり、例えば英語の"any"は、文法的な否定ばかりでなく、否定的な意味の文(あるいは単純な肯定ではない文)、すなわち疑問文、条件文、比較(than)、too...to構文、疑い・意外感を表す語(doubt、be surprised)や限定を表す語(only、few)を用いた文などにも広く使える。
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