植物採集と自然保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/21 02:51 UTC 版)
昆虫採集が自然破壊であると言われるように、植物採集もその面がある。いずれも伐採や土木工事を伴う大規模な開発に比べれば微々たるものではあるが、場合によっては特定の種を危機に追い込む場面がある。 植物の場合、より危険なのは山野草趣味など、園芸目的に関する採取である。そのために絶滅に瀕しているものは枚挙にいとまがない。 それに比べて、植物採集をする人間は数が少なく、そのような危険は少ないのであるが、それでもまずい例はある。例えばごく限られた場所にはえている植物には、やはり時々立ち寄っては採集をする場合がある。何しろ植物は逃げられないので、このような行為のために次第に数を減らしてしまう、という例がやはりあるのである。また、シダ植物には熱狂的なマニア層があり、集中的な採集で一気に数を減らしてしまう、という例もある。
※この「植物採集と自然保護」の解説は、「植物採集」の解説の一部です。
「植物採集と自然保護」を含む「植物採集」の記事については、「植物採集」の概要を参照ください。
- 植物採集と自然保護のページへのリンク