森謙治とは? わかりやすく解説

森謙治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/09 13:39 UTC 版)

日本学士院より公表された肖像

森 謙治(もり けんじ、1935年3月21日 - 2019年4月16日)は、日本の化学者東京大学名誉教授、日本学士院会員。農学博士。専攻は有機合成化学、生物活性物質化学。元日本農芸化学会会長。元社団法人有機合成化学協会会長。朝鮮京城府生まれ。岡山県上房郡有漢村育ち。

略歴

人物

ジベレリンの化学合成に世界に先駆けて成功した[2]昆虫フェロモンを始めとするさまざまな生物活性物質を合成し、その立体構造と働きとの関係をあきらかにした。

オウム真理教による地下鉄サリン事件の際には、「朝まで生テレビ!」などに出演し、有機化学者の立場からの解説を行った。

2019年4月16日、心筋梗塞のため東京都文京区の病院で死去。84歳没。Isoprenoid SocietyによりKenji Mori Medalが創設された[3]

学術賞

栄典

著書

  • 『有機化学』Ⅰ~Ⅲ(養賢堂)
  • 『生物活性天然物の化学合成』(裳華房)
  • 『生物活性物質の化学』(化学同人)

脚注

  1. ^ 日本学士院ホームページ 日本学士院会員の選定について※2015年12月15日閲覧。
  2. ^ Mori, K.; Shiozaki, M.; Itaya, N. Matsui, M.; Sumiki, Y. (1969). “Synthesis of substances related to gibberellines-XXI: Total synthesis of (±)-gibberellins A2, A4, A9, and A10”. Tetrahedron 25: 1293-1321. doi:10.1016/S0040-4020(01)82702-2. 
  3. ^ KENJI MORI MEDAL

関連項目

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