森洋子 (美術史家)とは? わかりやすく解説

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森洋子 (美術史家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/08 13:21 UTC 版)

もり ようこ

森 洋子
出身校 お茶の水女子大学
職業 美術史家
配偶者 森敬(夫)  
子供 森万里子(長女)
森飛鳥(次女)
親戚 森泰吉郎(岳父)
森稔(義弟)
森章(義弟)
伊達美和子(義姪)
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森 洋子(もり ようこ、旧姓:有沢)は、西洋美術史、とくに16世紀のネーデルラント(現ベルギー)の画家ピーテル・ブリューゲル(父)の研究者。明治大学名誉教授。日本ことわざ文化学会の理事・会長を勤め[1]、2021年より顧問となる[2]

人物

現在の新潟県上越市出身。1959年(昭和34年)お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒業、ドイツミュンヘン大学美術史学科留学、美術史家ハンス・ゼーデルマイヤー英語版に学ぶ。

国際基督教大学大学院比較文化研究科で「16世紀フランドルの子供の遊戯-ブリューゲル子供の遊戯」の図像学的研究を中心にして」により、1988年(昭和63年)に学術博士号取得、その後アメリカ・ブリンマー・カレッジ大学院美術史学科修士課程修了、ベルギー政府給費留学を経て、東京工芸大学助教授、明治大学工学部助教授、明治大学理工学部教授を歴任。2007年(平成19年)に明治大学を退職、名誉教授となった。

受賞・受章など

1988年(昭和63年)、ブリューゲル研究によりベルギー国王から王冠勲章シュヴァリエ章受章。翌年、『ブリューゲルの「子供の遊戯」』でサントリー学芸賞日本児童文学学会特別賞受賞。

1992年(平成4年)『ブリューゲルの諺の世界』で芸術選奨文部大臣賞受賞、1996年(平成8年)1996年(平成8年)ベルギー(アントワープ)のウジェーヌ・ベ国際賞受賞、1999年(平成11年)『シャボン玉の図像学』で茗水クラブ学術奨励賞、2001年(平成13年)紫綬褒章受章[3]

家族

夫は経済学者の森敬(父は森ビル創業者森泰吉郎)で、娘は現代美術家の森万里子

義弟として森稔森ビル社長)、森章森トラスト社長)。実兄は株式会社有沢製作所特別顧問、有沢栄一。

著書

編著

  • ホガースの銅版画 英国の世相と諷刺』岩崎美術社 1987年
  • 『ブリューゲル全作品』中央公論社 1988年
  • 『未来社会への架け橋 森敬博士遺稿・追悼文集』私家版 1996年
  • 『図説 ベルギー 美術と歴史の旅』編共著 河出書房新社 2015年 ふくろうの本
  • 『ブリューゲルの世界』新潮社 2017年 とんぼの本
  • 『ネーデルラント美術の誘惑 ヤン・ファン・エイクからブリューゲルへ』
木川弘美・今井澄子・廣川暁生共著 「北方近世美術叢書」ありな書房、2018年

翻訳

外部リンク

脚注




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