柴胡加竜骨牡蛎湯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/28 02:27 UTC 版)
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、漢方薬方剤の一つ。病院で処方される医療用医薬品と薬局等で購入できる一般用医薬品がある。
概要
気持ちを落ち着かせる鎮静安定作用がある[1]。
適応
高血圧の症状(動悸、不安)、不眠、神経症、小児夜泣きなど[2]。
組成
柴胡、半夏、桂皮、茯苓、黄岑、大棗、人蔘、牡蛎、竜骨、生姜の10種類が広く用いられ、緩下作用を期待する場合は大黄が加えられる[3]。古くはこれらに鉛丹を加えたが現代では毒性を考慮し用いない。
脚注
注釈
出典
- ^ 宮原 桂「漢方服薬指導ハンドブック」(源草社)2013年 |ISBN 978-4-906668-97-9
- ^ 「柴胡加竜骨牡蛎湯(D06962)」『KEGG DRUGデータベース』金久ラボラトリーズ
- ^ 真柳誠「漢方一話 処方名のいわれ11 柴胡加竜骨牡蠣湯」『漢方診療』第13巻第7号、1994年、28頁。
参考文献
- 傷寒論を出典とする
関連項目
固有名詞の分類
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