板谷宮吉 (2代)とは? わかりやすく解説

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板谷宮吉 (2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/03 10:15 UTC 版)

板谷宮吉
いたや みやきち
生年月日 1885年5月16日
出生地 日本 北海道
没年月日 (1962-12-22) 1962年12月22日(77歳没)
出身校 早稲田大学商科卒業
前職 実業家
親族 父・初代板谷宮吉(小樽区会議員)
義兄・板谷順助(参議院議員)

在任期間 1926年6月25日 - 1947年5月2日

在任期間 1933年12月11日 - 1937年12月10日
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2代板谷 宮吉(いたや みやきち、1885年明治18年)5月16日[1] - 1962年昭和37年)12月22日[2])は、日本の実業家政治家貴族院多額納税者議員小樽市長。旧名・真吉[1]

経歴

北海道出身。実業家、初代・宮吉の長男として生まれる[3]1909年(明治42年)早稲田大学商科を卒業[1]

1912年、板谷商船取締役に就任[3]1924年(大正13年)先代の死去により家督を相続して2代・宮吉を襲名し、板谷商船社長、樺太銀行頭取に就任[1][4]。その他、板谷生命保険社長、 (株) 十合呉服店会長、北海貯蓄銀行頭取、尾張時計監査役、黒姫汽船 (資) 代表社員、肥料調査委員会委員、北海道拓殖計画調査会委員などを務めた[2]

1926年(大正15年)北海道多額納税者として補欠選挙で貴族院多額納税者議員に互選され、同年6月25日に就任し[5][6]1947年(昭和22年)5月2日の貴族院廃止まで在任した[2]。また、1933年(昭和8年)12月11日、小樽市長に就任し、1937年(昭和12年)12月10日まで在任[4]港湾施設の整備、朝里川上水道工事の実施、失業事業の拡充、競技場の設置、開道70周年記念大博覧会の開催などの施策を推進し、小樽市の振興に大きく貢献した[4]。市立小樽中学校(現在の小樽市立長橋中学校)設立時には、敷地1万坪と現金20万円(2010年頃の価値で約4億円)を寄付している[7][8]。ちなみに小樽市長在任中、市長としては無報酬だったという[7]

親族

脚注

  1. ^ a b c d 『北海道人物・人材情報リスト 2015 第1巻』8頁。
  2. ^ a b c 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』187頁。
  3. ^ a b 『47都道府県別 日本の地方財閥』26-27頁。
  4. ^ a b c 『日本の歴代市長 第1巻』61頁。
  5. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、36頁。
  6. ^ 『官報』第4152号、大正15年6月26日。
  7. ^ a b 名門・板谷商船 所有物件すべてを売却 近々解散へ - 小樽ジャーナル・2010年11月22日
  8. ^ 学校の歴史 - 小樽市立長橋中学校
  9. ^ 人事興信所編『人事興信録』第14版 上巻、1943年、イ192-193頁。
  10. ^ 木村義雄 近現代・系図ワールド~木村武千代”. kingendaikeizu.net. 2020年11月21日閲覧。
  11. ^ 岩村通世歴史が眠る多磨霊園

参考文献

  • 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
  • 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 菊地浩之『47都道府県別 日本の地方財閥』平凡社〈平凡社新書〉、2014年。
  • 『北海道人物・人材情報リスト 2015』第1巻、日外アソシエーツ、2014年。





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