東京本店の業務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 14:57 UTC 版)
東京本店では陸軍への武器・絨類の輸入・納入を事業の大きな柱にしていたが、他にも東北産米の売買でも利益をあげている。明治6年から7年頃は各県では小野組・三井組・島田組の大豪商が府県為替方に任命されていた。為替方は各県の米の現金化という業務を通じて公金を取扱い、米以外の物品の売買にも荷為替資金を供給したりしたため、各地方経済に大きな影響力を持っていた。しかし、当時三井と並ぶ大豪商である小野組とそれに次ぐ豪商の島田組は明治7年に相次いで破綻し各地方は混乱をきたしていた。その中で先収会社は東北に進出し、混乱におちいっていた東北で、米を安く買いつけ大いに儲けている。
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