東京、東京
作者坂木司
収載図書切れない糸
出版社東京創元社
刊行年月2005.5
シリーズ名創元クライム・クラブ
東京、東京
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 07:40 UTC 版)
3月の大学卒業式。出席した新井と、アライクリーニングの従業員たちが卒業を祝っている中、1人の女性が現れた。同じ商店街に住んでいた糸村麻由子(いとむら まゆこ)だ。糸村は、不動産屋の娘。現在は広告会社に就職し、親と別居し、親から与えられたマンションの一室で暮らしている。それからしばらくしたある日、新井は商店街の縁で糸村の親から集配を兼ねた娘の様子見をして欲しいと頼まれた。商店街の義理に断ることもできず、糸村のマンションを訪れた新井は、チノパンを履き、髪を茶髪に染めた糸村の姿を認めた。再会に世間話をする糸村を、新井は引き取る衣類はないかと遮った。糸村は、クリーニングに出す衣類はないという。 2度目の集配は出なかった。沢田に尋ねると沢田は「男」ではないかと答えた。3度目の集配では、ジーンズを履いて現れた。糸村は、出す衣類はない。ないから、もう来ないで欲しいと答えた。「喫茶ロッキー」で沢田に聞かせると、沢田は、糸村を連れてきて欲しいと答えた。新井は、糸村を連れてくることにした。
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