東京ミカエル。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/15 16:21 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています 。 |
本来の表記は「东京ミカエル。」です。この記事に付けられた題名は技術的な制限または記事名の制約により不正確なものとなっています。 |
東京ミカエル。 | |
---|---|
出身地 | ![]() |
ジャンル | ロック |
活動期間 | 2000年 - 2011年 |
レーベル | Sequence Records S'CUBE(フリーウィル) |
事務所 | S'CUBE(フリーウィル)(2006年 - 2011年) |
公式サイト | 東京ミカエル。OFFICIAL WEB SITE |
メンバー | 眞田 一航(ボーカル) 雛形 ゆえ(ギター) 南条 カナタ(ベース) 一ノ瀬 緩菜(ドラムス) |
東京ミカエル。(とうきょうミカエル。) は、2000年に結成された日本のヴィジュアル系ロックバンド。
概要
2000年[1]、ギター・雛形ゆえとベース・南条カナタを中心に静岡県にて結成。[2]当初は2人でボーカルを兼ねて活動しようと考えていたが、ライブハウスの店長の紹介でボーカル・眞田一航が加わる。[2]「東京ミカエル。」というバンド名は「昭和」「レトロ」といった「昔っぽいニュアンス」というバンドコンセプトに加え、漢字とカタカナを組み合わせた言葉遊びを交えて考えられたもので、眞田一航加入以前に既に決まっていた。[2]結成当初から「歌モノをしっかりやっていくバンド」にすることを考えていた。[2]
2004年、当時同じ事務所に所属しサポートドラムを担当していた「SULFURIC ACID」のドラマーSEIJIの紹介により、一ノ瀬緩菜がサポートドラムとして加入。
2005年、一ノ瀬緩菜が正式加入。[2]
2011年、南条カナタの脱退に伴い解散。[3]
ライブでの演奏は、体感に訴えるのではなく、歌の持つ力で内面的な気持ちを揺さぶると評される。[4]
メンバー
- 眞田 一航(さなだ いっこう、12月2日 - )ボーカル担当。A型。静岡県清水市出身。[5]LUNA SEAに感銘を受けて、音楽を志した。[6]
- 雛形 ゆえ(ひながた ゆえ、6月2日 - )ギター担当。A型。[5]岩手県出身。[7]
- 南条 カナタ(なんじょう かなた、1月13日 - )ベース担当。B型。静岡県出身。[5]
- 一ノ瀬 緩菜(いちのせ かんな、3月16日 - )ドラム担当。A型。高知県出身。[5]解散後、DOG in Theパラレルワールドオーケストラに加入。
旧サポートメンバー
- SEIJI ドラム担当。ex.SULFURIC ACID。
- モヒカン ドラム担当。ex.+ISOLATION。
- 聖(さとる) ドラム担当。
- 鏡(きょう) ドラム担当。
- Koji ギター担当。ex.SULFURIC ACID。現在はamber grisでwayneとして活動中。
来歴
- 2000年12月15日 初ライブ。[1]
- 2005年8月29日 一ノ瀬緩菜加入。
- 2010年4月4日 高田馬場AREAにてワンマンライブ「2401」。[8]
- 2010年5月5日 SHIBUYA-AXにて行われた「EXTRA-TERRITORIAL」にフロントアクトとして出演。[9]
- 2010年7月18日 高田馬場AREAにて行われた「SHOCK WAVE アポロ vol.40」に取りとして出演。[4]
- 2010年12月6日 SHIBUYA BOXXにて東京ミカエル。10th Anniversaryワンマン公演「Love is…」。[10]解散を発表。[3]
- 2011年2月 ワンマンツアー「ロストキャンバス」全3会場。[11]
- 2011年2月28日 Shibuya O-WESTにおけるワンマンライブ「僕から君に贈る唄」をもって解散。[12]
作品
デモテープ
No. | 発売日 | タイトル | 規格品番 | 発売元 |
---|---|---|---|---|
1st | 2001年2月1日 | イロハニホヘト | ||
2nd | 2001年11月1日 | トキメキューブ | ||
3rd | 2003年5月3日 | ブレンド | SEDT-008 | Sequence Records |
シングル
No. | 発売日 | タイトル | 規格品番 | 発売元 | 最高順位[注釈 1] |
---|---|---|---|---|---|
1st | 2004年2月29日 | 独立記念日 | SECD-1105 | Sequence Records | |
2nd | 2004年8月20日 | 夢の中の君へ。 | SECD-1109 | Sequence Records | |
2005年12月4日[注釈 2] | 幻想・衝動・現実。 | SECD-1131R | Sequence Records | ||
3rd | 1stプレス2005年9月7日 2ndプレス2006年10月19日 |
露命ブロッサム | SECD-1123 | Sequence Records | |
4th | 2006年6月21日 | ムーディクォータ | LHCD-001 1000枚限定 | Lolita harassment | |
5th | 2006年12月20日 | 体温 | SCL-039 | S'CUBE | |
6th | 2006年12月20日 | 掌 | SCL-038 | S'CUBE | |
7th | 2007年10月10日 | 嚠喨カリキュラム | 初回生産限定盤SCL-045 通常盤SCL-047 |
S'CUBE | |
8th | 2008年9月3日 | おぼろ月 | SCL-061 | S'CUBE | |
9th | 2008年10月1日 | Mr.Selfish | SCL-062 | S'CUBE | |
10th | 2008年11月5日 | ウタゴエ | SCL-066 | S'CUBE | |
11th | 2009年6月24日 | しゃぼん玉[13] | SCL-075 | S'CUBE | |
12th | 2010年3月3日 | ハピネス[14] | 初回生産限定盤SCL-079 通常盤SCL-081 |
S'CUBE | インディーズ9位 174位(2010年3月15日付) |
アルバム
No. | 発売日 | タイトル | 規格品番 | 発売元 | 最高順位 |
---|---|---|---|---|---|
2005年1月2日 | 瓶詰メトロ | SECD-1113 | Sequence records | ||
2006年4月26日 | 昔懐かし音源集 | SECD-1134 | Sequence records | ||
2007年5月30日 | ログアリー | SCL-042 | S'CUBE | ||
2008年3月5日 | ムカユイウタ | 初回限定盤SCL-052 通常盤SCL-054 |
S'CUBE | ||
1st | 2009年8月5日 | 35.6℃[15] | 初回生産限定盤SCL-076 通常盤SCL-078 |
S'CUBE | 259位(2009年8月17日付) |
2nd | 2010年12月15日 | LOVE. | SCL-083 | S'CUBE | |
2011年2月9日 | ザ ベリー ベスト オブ 東京ミカエル。 | SCL-084 | S'CUBE |
DVD
発売日 | タイトル | 規格品番 | 発売元 | 最高順位 |
---|---|---|---|---|
2009年1月28日 | イルミナティ、ノヲト | SCL-074 | S'CUBE | |
2011年6月22日 | LAST ONEMAN LIVE 『僕から君に贈る唄』 2011.2.28 Shibuya O-WEST | SCL-089 | S'CUBE |
コンピレーション
発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | 発売元 | 収録曲 | 最高順位 |
---|---|---|---|---|---|---|
2003年10月31日 | SUMMIT 01 | CD | SECD-1102 | Sequence Records | おもちゃの兵隊 | |
2004年2月11日 | 最狂決戦 | CD | SECD-1103 | Sequence Records | 台詞 | |
2004年10月29日 | Silent Hill | VHS | SEVT-1001 | Sequence Records | 愛のエール、独立記念日 | |
2004年11月19日 | SUMMIT 02 | CD | SECD-1111 | Sequence Records | 体内時計 | |
2005年1月30日 | Silent Hill | DVD | SEDV-002 | Sequence Records | 愛のエール、独立記念日、夢の中の君へ | |
1stプレス2005年8月10日 2ndプレス2007年12月26日 |
医療+失敗 | CD | SECD-1121A | Sequence Records | ※雛形ゆえ参加 | |
2005年12月28日 | 好奇心により。 | CD | ZEEK-010 | ジーク企画 | La' 平安 | |
2006年1月29日 | 思想回路 | CD | SCR-012 | スカーレットクラヴ | ブラッサム | |
2006年11月29日 | SUMMIT 03 | CD | SECD-1139 | Sequence records | 鳥人間 | |
2010年8月25日 | EXTRA-TERRITORIAL 2010.05.05 at SHIBUYA-AX | DVD | FWB-014 | FWD Inc. | しゃぼん玉、ハッピーエンド | |
2011年2月16日 | FINAL SUMMIT | CD | SECD-1202 | Sequence records | 愛のエール |
メディア出演
- とちぎテレビ「人格ラヂオの咲け〜バンギャル!!」第34回トークゲスト、2010年11月24日放映
注釈
脚注
- ^ a b “HAPPY BIRTHDAY.”. 東京ミカエル。雛形ゆえオフィシャルブログ (2010年12月15日). 2012年3月15日閲覧。
- ^ a b c d e f 水谷エリ(インタヴュー・構成)「東京ミカエル。現代に舞い降りた大天使」、「FOOL'S MATE 1月号増刊 別冊FOOL'S MATE EXPRESS Vol.2」、フールズメイト、2008年1月2日、p.59
- ^ a b “皆様へ。”. 東京ミカエル。南条カナタオフィシャルブログ (2010年12月7日). 2012年3月15日閲覧。
- ^ a b TOMONORI NAGASAWA「SHOCK WAVE アポロ vol.40 Live at 高田馬場AREA 2010.7.18」、「SHOXX」vol.212 2010年10月号、音楽専科社、2010年10月1日、pp.110-111
- ^ a b c d 誕生日、血液型、出身地(雛形ゆえ以外)は「FOOL'S MATE 1月号増刊 別冊FOOL'S MATE EXPRESS Vol.2」(フールズメイト、2008年1月2日、p.45)に掲載されたプロフィールによる。
- ^ 眞田一航「アーティストに直撃!! トレンド最前線 Trend Vox」、「FOOL'S MATE 1月号増刊 別冊FOOL'S MATE EXPRESS Vol.2」、フールズメイト、2008年1月2日、p.45
- ^ “中津川。”. 東京ミカエル。雛形ゆえオフィシャルブログ (2010年9月14日). 2012年3月15日閲覧。
- ^ “ハピネス。”. 東京ミカエル。雛形ゆえオフィシャルブログ (2010年4月4日). 2012年3月15日閲覧。
- ^ “12012、kannivalismらが白熱ライブバトルで満員AX圧倒”. ナタリー (ニュースサイト) (2010年5月7日). 2012年3月15日閲覧。、“12012やkannivalismなどが本気で闘いあったロックイベントツアー<EXTRA-TERRITORIAL>が異例の盛り上がり”. BARKS (ITmedia) (2010年5月7日). 2012年3月15日閲覧。、“12012、kannivalismら出演、イベント・ツアー<EXTRA-TERRITORIAL>が熱狂のうちに閉幕!”. CDジャーナル(音楽出版社 (企業)) (2010年5月7日). 2012年3月15日閲覧。、“kannivalismや12012など、豪華バンドが集結!唯一無二のイベントをお届け!”. the LIVE Music Magazine (2010年6月2日). 2012年3月15日閲覧。
- ^ “Love is over.”. 東京ミカエル。雛形ゆえオフィシャルブログ (2010年12月7日). 2012年3月15日閲覧。
- ^ “業務連絡”. 東京ミカエル。一ノ瀬緩菜オフィシャルブログ (2010年12月26日). 2012年3月15日閲覧。
- ^ ERI MIZUTANI「東京ミカエル。LAST ONEMAN LIVE『僕から君に贈る唄』Live at SHIBUYA O-WEST 2011.2.28」、「SHOXX」vol.219 2011年5月号、音楽専科社、2011年5月1日、p.124
- ^ “東京ミカエル。 / しゃぼん玉”. CDジャーナル. 2012年3月15日閲覧。
- ^ “東京ミカエル。 / ハピネス”. CDジャーナル. 2012年3月15日閲覧。
- ^ “東京ミカエル。 / 35.6℃”. CDジャーナル. 2012年3月15日閲覧。
外部リンク
東京ミカエル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 05:58 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『東京ミカエル』(とうきょうミカエル)は、原作:大塚英志、作画:堤芳貞による日本の漫画。
概要
17歳の少年たちが巨大な壁に囲まれ封鎖された東京に閉じ込められ、定期的に彼らを「間引き」しにやって来る大人たちから逃れる戦いを強いられるという物語。
1992年から1993年にかけて角川書店の『月刊コミックコンプ』、メディアワークスの『月刊電撃コミックガオ!』で連載されたが単行本化されず、7年後の2000年に角川書店の『ミステリーDX』に完結編が連載され、ニュータイプ100%コミックスのレーベルで単行本化された。単行本は全2巻(上下巻)。
「封鎖された空間に閉じ込められた少年少女たちが疑似的な社会を作り始める」という本作の基本設定は大江健三郎の小説『芽むしり仔撃ち』が元ネタになっている[1]。
あらすじ
巨大な壁に囲まれ脱出不可能な東京。そこで少年少女は17歳になると記憶を消されて目覚める。彼らは「ティーチャー(教師)」を名乗る軍隊によって定期的に「間引き」され、18歳になるまで生き延びれば東京から解放される。そして今、大江朔17歳が目覚める。
登場人物
- 大江朔(おおえ さく)
- 主人公。中学生の時に、教師によって校門で圧死させられた女子学生の仇を取るために、教師を射殺したという過去を持っている。
- そのため他の17歳達から一目置かれているが、本人はその事を覚えていない。
- 三島由紀(みしま ゆき)
- 目覚めたばかりの朔を迎えに来た少女。ホテル「サリンジャー」で仲間を集めて生活している。
- 朔が起こした事件について知っており、朔が自分達の仲間になることを誘う。
- 中上玄(なかがみ げん)
- 由紀の仲間の一人。ティーチャー達と積極的に戦おうとしており、ナイフの扱いがうまい。
- ミヤコ
- 由紀の仲間の一人で、中上玄の恋人。18歳の誕生日の前日にティーチャーに銃殺される。
- 在義一(ざい ぎいち)
- 17歳の一人で、元爆弾魔。あだ名はギー。東京に遠隔操作できる100個の爆弾を仕掛けた。
- ギーの爆弾は17歳がティーチャーと戦える数少ない武器の一つ。
- リカ
- 17歳の一人。カラオケボックスで暮らしている。
- 江藤純(えとう じゅん)
- 新宿のボス。17歳の一人。朔が14歳の時の恋人。
- 無人になったヤクザの事務所に放置された拳銃を使って、仲間と共にティーチャーと積極的に戦っている。
- 伊丹赤(いたみ せき)
- ティーチャーの一人。18歳。朔の過去について知っている。
- 17歳達を積極的に殺しているが、数が多すぎるため上司に睨まれている。
- シャムロック
- ティーチャーの一人の中年男性。17歳達を殺す数が少なすぎるために上司に睨まれ、また17歳達を殺す方法が一瞬で殺せる銃殺ではなく、相手に死を意識させるための絞殺のため、非人道的だと婦人団体からクレームがきている。
- 大江公彦(おおえ きみひこ)
- 幼女連続誘拐殺人犯。物語の舞台となる東京では記憶を消された死刑囚達がボランティアとして東京内の清掃を担当しており、大江公彦もその一人だった。
- しかし、かつて自分が殺しそこねた三島由紀を目撃した事で記憶が戻り、由紀が大人になる前(18歳になる前)に殺そうとする。
他の作品との関係
- 漫画『多重人格探偵サイコ』(田島昭宇画)、『JAPAN』(伊藤真美画)、小説『夏の教室』と世界観が繋がっている。
- 大江公彦は『多重人格探偵サイコ(漫画版、小説版、戯曲版)』、小説『冬の教室』、白倉由美のオリジナル作品である漫画『懐かしい年への手紙』にも登場している。
脚注
- ^ 下巻の「あとがき」より
固有名詞の分類
- 東京ミカエル。のページへのリンク