本調査会の組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 01:42 UTC 版)
「臨時台湾旧慣調査会」の記事における「本調査会の組織」の解説
本調査会は、民政長官が任じる会長と、その下に内務大臣の秦請により内閣において任命される委員と、調査事務を補助する補助委員に若干名の書記および通訳から組織された。本調査会は2部に分かれ、第1部は法制を、第2部は農工商経済の旧慣習を調査するとされた。第1部の部長は岡松参太郎が任命されている。これに対し、第2部については、1902年(明治35年)度において、愛久澤直哉、波多野高吉、宮尾舜治(淡水税関長を兼任)と3人が任命されている。ちなみに、同年度の台湾総督府職員録には、それぞれの部長の年手当についてまでも記録がある。それによると、岡松と波多野の年手当は1800円であり、愛久澤のそれは、彼が専売局製薬課嘱託を兼ねていたこともあってか3000円と破格であった。
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