本堂と須彌壇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 18:36 UTC 版)
現在の本堂は、延享2年(1745年)に再建されたもので、今よりおよそ270年前の建物である。住宅系の仏堂であるが、広々とした感があり、しかも仏具も木地のみを主体としており、外陣と内陣の高さを同じにした質実剛健の道場造りとなっている。かつては左脇間が護摩堂となっており、修行道場としてちょうど比叡山の行院のような造りとなっている。なかでも、本尊をお祀りする須彌壇・前机・密壇は、総欅の大変立派な物で、田舎の寺には不釣り合いなほどの大きさと精巧さを備え持ち、貴重なものである。密壇は、享保年間に薬師堂における秘仏薬師如来開帳に際して新調されたものである。
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