朝鮮民主主義人民共和国の邑
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「邑 (朝鮮)」の記事における「朝鮮民主主義人民共和国の邑」の解説
「朝鮮民主主義人民共和国の地方行政区画」も参照 朝鮮民主主義人民共和国の邑は、郡人民委員会の所在地の集落を指す。日本でいう町役場所在地に近い位置づけである。北朝鮮の建国後、朝鮮戦争末期に行政区域としての邑・面が廃止され、地方行政の基礎単位である郡人民委員会の所在地を郡名を冠して邑と呼んでいる。たとえば龍川郡の郡人民委員会が所在する地区は「龍川邑」と呼ばれる(通常は「龍川郡 邑」《룡천군 읍》と表記される)。北朝鮮のすべての郡には必ず1つだけ邑があることにある。 郡人民委員会が移転すると、邑と呼ばれる地区も変更される。このため、植民地期以前の「邑」と場所が異なることがある。たとえば、北朝鮮の高城郡には植民地期に高城邑・長箭邑の2つの邑があったが、現在高城郡人民委員会がおかれて「高城邑」と呼ばれているのはかつての長箭邑の中心集落である。元の高城邑の中心集落は、現在「旧邑里」と呼ばれている。
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