朝鮮の尺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 08:45 UTC 版)
朝鮮では、目的によって黄鐘尺・周尺・造礼器尺・布帛尺・営造尺などの多様な尺が使われていた。また、朝鮮では田地の面積を測るのに実際の大きさによる「頃畝法」と収穫量を元にした「結負法」があった(なお、同様の制度は日本の古代および中世にも存在した。刈を参照)。この計算のために量田尺という尺が導入された。これは量田尺1尺四方の田の収穫量を1把とするもので、実際の量田尺は周尺で5尺ないし6尺とされた。 大韓帝国時代の1902年にメートル法との対応が導入され、それによると周尺1尺は20 cm、また1把は周尺5尺四方の面積(1 m2)とされた。1909年には日本式の度量衡法が導入され、旧来の尺は使われなくなった。 大韓民国では1964年に尺貫法が廃止された。
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