最長片道切符の起点駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 09:05 UTC 版)
「大町駅 (佐賀県)」の記事における「最長片道切符の起点駅」の解説
大町駅は1988年4月1日から1989年4月30日まで、長崎本線の肥前白石駅と共に最長片道切符の起点駅となっていた。 それまでの最長片道切符のルートは筑肥線の姪浜駅を起点とし、宗谷本線・天北線の音威子府駅を終点とする片道ルートであった。このルートは音威子府駅 - 南稚内駅間で宗谷本線、天北線を経由した環状ルートを形成し、また片道切符の発売条件は同じ駅を2度通らないことであるため、逆方向は認められなかった。 ところが1988年3月31日に松浦線が松浦鉄道に転換されたことで、九州と本州の境界である門司駅を起点とした場合の九州内の最長ルートは、最後が肥前山口駅 - 諫早駅間で佐世保線・大村線、長崎本線を経由する環状ルートとなり、肥前山口駅を終点とする経路となった。このルートを最長片道切符に組み込むためには、音威子府駅または肥前山口駅から1駅間をルートから外し、起点:筬島駅または上音威子府駅、終点:肥前山口駅、もしくは起点:大町駅または肥前白石駅、終点:音威子府駅とする必要があった。 ここで、肥前山口駅 - 大町駅、肥前白石駅間の距離は同じ5.1kmで、音威子府駅からの1駅間はいずれも5.1kmより長かったため、大町駅と肥前白石駅は双方とも起点駅として成立することになった。最長片道切符の起終点駅が複数存在するのは異例のケースであった。 1989年5月1日に天北線が廃止されたことに伴い、最長片道切符は起点:様似駅、終点:肥前山口駅の片道ルートとなったため、「二重起点」は消滅した。
※この「最長片道切符の起点駅」の解説は、「大町駅 (佐賀県)」の解説の一部です。
「最長片道切符の起点駅」を含む「大町駅 (佐賀県)」の記事については、「大町駅 (佐賀県)」の概要を参照ください。
- 最長片道切符の起点駅のページへのリンク