曽祖母ガラディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:18 UTC 版)
サンステップにサーギャラハッドを交配して生まれた牝馬がガラディ(Galaday)で、三冠馬ギャラントフォックスと同じ1927年生まれだった。 このガラディを購入したのがロバート・クラークである。クラークは、ニューヨークのミシン製造会社シンガー社の創業者の孫で、その資産を相続して上流階級の一員となっていた。クラークは父の影響で絵画の蒐集家となり、イェール大学を卒業するとフランスへ渡り、パリで女優と結婚した。クラークは、ハンコックの生産したカレント(Current)という牝馬を購入し、カレントは1928年にブリーダーズフューチュリティステークスやセリマステークスの勝利によって全米2歳牝馬チャンピオンの名誉を獲得した。カレントは3歳になってケンタッキーオークスで3着になっている。 ガラディはカレントの1つ下の世代で、2歳のときにクラークが購入し、セリマステークス2着、ピムリコフューチュリティステークスでも3着に入り、3歳になるとカレントと同様、ケンタッキーオークスで3着になった。ガラディはアメリカで7勝をあげ、1931年にカレントと一緒にイギリスへ連れて行かれた。ガラディはイギリスでは5勝をあげ、そのままイギリスで繁殖牝馬となった。
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