指令説 (哲学)
指令説(しれいせつ、英語: prescripivism)あるいは指令主義(しれいしゅぎ)は、メタ倫理の学説の一。倫理命題(○○が正しい、○○すべきだ、といった文)は普遍化可能性(同じ条件なら同じことをいうことができる一貫性)のある命令(○○せよ)の一種であるとみなす立場。
1952年にリチャード・マーヴィン・ヘアが『道徳の言語』で提唱した[1]。
脚注
- ^ Britannica, The Editors of Encyclopaedia (2010年12月30日). “prescriptivism”. Encyclopedia Britannica. 2022年11月17日閲覧。
関連項目
- 直観説
- 情動説
- 自然主義 (倫理学)
外部リンク
- Moral Cognitivism vs. Non-Cognitivism (英語) - スタンフォード哲学百科事典「認知主義と非認知主義」の項目。
普遍的指令主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 17:32 UTC 版)
情緒主義と異なる非認知主義の立場としてR.M.ヘアーの普遍的指令主義がある。ヘアーは自然主義的誤謬にあたる言葉として、「記述主義的誤謬」(descriptivistic fallacy) という言葉を使う。ヘアーも情緒主義にならって、この誤謬の本質は記述と記述でないものを同一視することにあると考えていたが、その場合の「記述でないもの」とは、ヘアーにとっては具体的には指令 (prescription) であった。
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