普遍的に保存された遺伝子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 16:17 UTC 版)
「保存配列」の記事における「普遍的に保存された遺伝子」の解説
最も高度に保存された遺伝子は、すべての生物に見つかる遺伝子である。それらは、主に転写や翻訳に必要とされるノンコーディングRNAやタンパク質であり、全生物の共通祖先 (LUCA) から保存されていると考えられている。 普遍的に保存されていることが判明している遺伝子もしくは遺伝子ファミリーには、GTP結合型翻訳伸長因子、メチオニルアミノペプチダーゼ2、セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ、ABC輸送体が含まれる。RNAポリメラーゼやヘリカーゼといった転写装置の構成要素や、rRNA、tRNA、リボソームタンパク質といった翻訳装置の構成要素もまた、普遍的に保存されている。
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