昭和38年台風第9号とは? わかりやすく解説

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昭和38年台風第9号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/29 04:50 UTC 版)

台風第9号(Bess・ベス)
カテゴリー4の タイフーンSSHWS
台風9号
発生期間 1963年7月30日0時 - 8月10日12時(UTC)
寿命 276時間
最低気圧 930 hPa
最大風速
米海軍解析)
130 kt(1分間平均)
被害総額  
上陸地点 宮崎県大分県との県境
死傷者数 死者23人・行方不明者6人・負傷者46人
被害地域 九州近畿地方
プロジェクト : 気象と気候災害
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昭和38年台風第9号(しょうわ38ねんたいふうだい9ごう、国際名:Bess / ベス)は、1963年8月に九州に上陸した台風である。

概要

進路図
天気図

1963年7月30日、マリアナ諸島西方で台風9号が発生。台風は8月3日頃までは停滞気味で、あまり発達しなかったが、4日になると急速に勢力を強めるとともに北上を開始。日本付近は同年7月13日に梅雨明けして以来、太平洋高気圧に覆われていたため、厳しい暑さが連日続いており、一部で水不足の声も出るほども少なかった[1]。8月の台風は、通常であれば東シナ海から大陸東岸を北に進むことが多いが、当時は高気圧が弱い時期であったため、この台風は徐々に北上を続けた[1]。そして8月9日、台風は宮崎県と大分県との県境付近に上陸。11日には日本海で温帯低気圧に変わった。

被害と影響

この台風は九州地方を中心に大きな被害を出し、23人が死亡・6人が行方不明となったほか、46人が負傷[2]、損壊住家2,064棟・浸水住家は25,166棟に達した[2]

この台風の影響により、1963年の長崎平和祈念式典長崎国際文化会館で行われた。

脚注

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