日程に関する協議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 23:27 UTC 版)
「皇太子裕仁親王の欧州訪問」の記事における「日程に関する協議」の解説
予定では、警備や国際上の均衡などの配慮から、裕仁親王の公式訪問先はイギリスとフランスの2カ国のみとする予定であった。しかし在外公館や各国王室から訪問の要請が相次ぎ、出発後にも協議が行われていた。4月28日、牧野伸顕宮相は内田外相に予定変更が困難であると回答し、訪問を要請していたベルギーへの通達を行ったが、ベルギー側はなおも訪問の要請を行った。5月9日には供奉長の珍田捨巳伯爵からもベルギー、オランダ、イタリアへの訪問を許可するよう要請があり、バッキンガム宮殿の歓迎会では駐英ベルギー大使が裕仁親王にベルギー訪問を直接要請することもあった。これを受けて宮内省も予定変更に動き、5月17日には珍田伯爵がベルギー訪問決定を大使に伝えている。その後オランダ、イタリアへの訪問の予定が調整された。
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