日本近海産のおもな種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 01:45 UTC 版)
アカアマダイ(赤甘鯛、英: Red tilefish) Branchiostegus japonicus (Houttuyn, 1782) 体長40cmほど。目の後下方に逆三角形の白い模様があり、頬に鱗がない。尾びれに黄色の縦しまが数本ある。本州中部から南シナ海に分布し、水深80-120mの砂泥底に生息する。日本産アマダイ類の中では最も漁獲量が多い。 シロアマダイ(白甘鯛) B. albus Dooley, 1978 体長60cmに達する大型種。和名通り体が白っぽく、「シラカワ」とも呼ばれる。また尾鰭の黄色は横しまである。本州中部からフィリピンまで分布し、水深40-60mの砂泥底に生息する。日本産アマダイ類の中では最も美味と言われ、珍重される。 キアマダイ(黄甘鯛) B. auratus (Kishinouye, 1907) 体長30cmほど。目から口まで白い線がある。和名通り頬・背鰭・尾鰭の黄みが強い。また水深200-300mほどと他種より深所に多い。アカアマダイ、シロアマダイより味は落ち、あまり珍重されない。 スミツキアマダイ(墨付甘鯛) B. argentatus (Cuvier, 1830) 体長が最大27cmほどの小型種。目から口まで2本の銀白色の縞があり、背鰭膜間には和名通り大きな黒色の斑点が並ぶ。体側には2本の褐色の縦縞がある。漁獲量が少なく市場に出回ることはほとんどない。
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