日本男子ソフトボールリーグとは? わかりやすく解説

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日本男子ソフトボールリーグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/22 00:30 UTC 版)

日本男子ソフトボールリーグ
競技 ソフトボール
開始年 1972年
参加チーム 18
日本
連盟 日本ソフトボール協会
前回優勝 ダイワアクト(5回目)
最多優勝 闘犬センター(14回)
公式サイト 公式ウェブサイト

日本男子ソフトボールリーグは、日本ソフトボール協会が主催するソフトボールのリーグ戦である。

歴史

  • 1972年:日本男子ソフトボールリーグ創設。
  • 1992年:2部リーグを新設し、1部・2部制を導入。
  • 2004年:1部・2部制を廃止し、「東日本リーグ」「西日本リーグ」の地区制に移行。決勝トーナメント制を導入。
  • 2004~2018年
    • 東日本リーグではホンダエンジニアリングが最多9回優勝、デンソーが4回優勝。
    • 西日本リーグでは平林金属とダイワアクトが強豪として活躍。平林金属は3度の二冠(リーグ+決勝トーナメント)、ダイワアクトも2年連続二冠を達成。
  • 2019年:東西リーグを統一し、全18チームによる総当たり戦+決勝トーナメント方式に変更。
  • 2020年:新型コロナウイルスの影響でリーグ中止。
  • 2021年:リーグ再開。平林金属が圧倒的な強さで6度目の優勝。
  • 2022年:デンソーが15年ぶりに王座奪還。
  • 2023年:三重ヴェルデウィンが初優勝。
  • 2024年:ダイワアクトが8年ぶり5度目の優勝。オーストラリア代表のジャック・ベスグローブが活躍。

対戦方式

  • 2003年までは2部制(最終シーズンは1部7チーム、2部7チーム)でリーグ戦を行い、1部の最下位チームと2部の優勝チームが入れ替え戦を行っていた。
  • 2004年より方式を変更した。変更点はそれまでの1部・2部制を廃止し、参加チームを東日本・西日本に分けてリーグ戦を行う(2回総当り)。その成績に基づいて決勝トーナメントを行い、決勝トーナメントの優勝チームがその年のリーグ優勝となる。
  • 2019年以降、全18チームによる1回総当たりのレギュラーシーズンを採用している。各チームは17試合を戦い、その成績に基づいて順位を決定する。レギュラーシーズン終了後、上位5チームが決勝トーナメントに進出する。 決勝トーナメントはページシステムを採用しており、1位と2位のチームが初戦で対戦し、勝者は決勝戦へ進出する。一方、敗者は3位と4位の勝者と対戦し、再び決勝進出の機会を得る。5位のチームはまず3位と4位の敗者と対戦し、勝ち上がればさらに上位チームとの試合に進む。最終的に決勝トーナメントを勝ち抜いたチームがリーグ優勝となる。 この方式により、レギュラーシーズンで上位に入ったチームには有利な条件が与えられる一方、下位チームにも逆転優勝の可能性が残されている。

参加チーム(2025年)

チーム名 ホームタウン 前年成績 加盟年度 優勝回数 備考
Honda 栃木県芳賀郡芳賀町 2 2回以上 1981年-2020年ホンダエンジニアリング
トヨタ 愛知県豊田市 3 1回
平林金属 岡山県岡山市北区 4 2003年 6回
日本エコシステム 岐阜県羽島郡岐南町 5 2006年 - 2009年まで岐阜松久ファイターズ
2010-2016年:岐阜エコデンSC
デンソー 愛知県刈谷市 6 2回
ジェイテクト 愛知県刈谷市 7 -
旭化成 宮崎県延岡市 8 - 2005年まで旭化成延岡
三重ヴェルデウィン 三重県津市 9 2020年 1回
高知パシフィックウェーブ 高知県高知市 10 2004年 2回 闘犬センター、オール高知
埼玉県庁クラブ 埼玉県埼玉市 11 1983年 -
大阪桃次郎 大阪府大阪市 12 1回
豊田自動織機 愛知県刈谷市 13 -
大阪・堺グローバル 大阪府堺市 14 1996年 - 2009年まで西日本リーグに在籍
2002年までツヅキグローバル
2006-2009年:大阪ツヅキグローバル
2009年-2021年:大阪グローバル
山口水産 山口県下関市 15 2024年 -
愛媛ウエスト 愛媛県松山市 16 2011年 - 2013年までウエストSBC
熊本嶋田クラブ 熊本県熊本市 17 2020年 -
安川電機 福岡県北九州市 - 2025年 -
SAGAダイワアクト 佐賀県佐賀市 1 5回

過去の参加チーム

  • サガミE.C
  • 徳島市役所
  • ホシザキ電機
  • 光洋精工
  • 西日本シロアリ
  • 闘犬センター→オール高知
    • かつての全国的な強豪の男子ソフトボール部であった。獲得した全国タイトルは、全国男子チーム最多の計36回(日本リーグ14回・全日本総合6回・全日本実業団6回・国体10回)である。
  • 山形県庁クラブ(山形県庁)
  • 住友金属和歌山
  • サンセールS.B.C
  • レッツフジト
  • 四国生コンSBC
  • 青森ソフトボールクラブ
  • オール福岡(オール北九州)
  • YKK
    • 1957年の創部で、2022年シーズンでのリーグ加盟チームの中で最も古いチームであったが、2022年シーズン中の2022年5月30日をもって廃部となった[1]
  • Neo長崎

歴代優勝チーム

1部・2部時代

年度 1部優勝 2部優勝
1 1972
2 1973
3 1974
4 1975
5 1976
6 1977
7 1978
8 1979
9 1980
10 1981
11 1982
12 1983
13 1984 闘犬センター
14 1985 闘犬センター
15 1986 闘犬センター
16 1987 トヨタ自動車
17 1988 闘犬センター
18 1989
19 1990 闘犬センター
20 1991 闘犬センター
21 1992 闘犬センター
22 1993 闘犬センター
23 1994 闘犬センター
24 1995 闘犬センター
25 1996 闘犬センター
26 1997 日新製鋼
27 1998 日新製鋼
28 1999 闘犬センター 埼玉県庁
29 2000 闘犬センター トヨタ自動車
30 2001 ホンダエンジニアリング 埼玉県庁
31 2002 オール高知 豊田自動織機
32 2003 大阪グローバル 埼玉県庁クラブ

東日本・西日本時代

年度 優勝 東日本1位 西日本1位
33 2004 高知パシフィックウェーブ(西日本4位) ホンダエンジニアリング 大阪グローバル
34 2005 大阪グローバル(西日本3位) デンソー 高知パシフィックウェーブ
35 2006 西日本シロアリ(西日本2位) ホンダエンジニアリング 大阪ツヅキグローバル
36 2007 デンソー(東日本3位) ホンダエンジニアリング 大阪ツヅキグローバル
37 2008 平林金属(西日本4位) デンソー 大阪ツヅキグローバル
38 2009 大阪桃次郎(西日本3位) デンソー 大阪ツヅキグローバル
39 2010 ダイワアクト ホンダエンジニアリング ダイワアクト
40 2011 ダイワアクト ホンダエンジニアリング ダイワアクト
41 2012 平林金属 トヨタ自動車 平林金属
42 2013 ダイワアクト(西日本2位) ホンダエンジニアリング 大阪桃次郎
43 2014 ホンダエンジニアリング(東日本2位) デンソー 大阪桃次郎
44 2015 平林金属 ホンダエンジニアリング 平林金属
45 2016 ダイワアクト(西日本3位) ホンダエンジニアリング 平林金属
46 2017 高知パシフィックウェーブ(西日本3位) トヨタ自動車 平林金属
47 2018 平林金属 ホンダエンジニアリング 平林金属

リーグ統一後

年度 優勝 準優勝
48 2019 平林金属 デンソー
49 2020 平林金属 日本エコシステム
50 2021 平林金属 デンソー
51 2022 デンソー 豊田自動織機
52 2023 三重ヴェルデウィン 平林金属
53 2024 ダイワアクト Honda

脚注

  1. ^ 『男子ソフトボール部 廃部 YKKグループ 選手が労組規定違反』北日本新聞 2022年6月8日26面

関連項目

外部リンク




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