日本国政府による反論と撤回
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 23:48 UTC 版)
「クマラスワミ報告」の記事における「日本国政府による反論と撤回」の解説
1996年3月、日本国政府は報告書を「極めて不当」「無責任で予断に満ち」「歴史の歪曲に等しい」「受け入れる余地は全くない」などと厳しく批判した全42ページにも及ぶ反論文書を作成し国連人権委員会に提出したが、すぐに撤回した。その理由については「反論することで、かえって慰安婦問題の議論を起こしかねないと懸念したため」とされている。 撤回された反論文書は、アジア女性基金による元慰安婦支援の取り組みなどを説明するのみで、報告書の否定を求める記述を削除した「日本の施策」とする、半ページほどの簡素で形式的な文書に差し替えられた。
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