日常生活における軟骨伝導音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/26 07:19 UTC 版)
「軟骨伝導」の記事における「日常生活における軟骨伝導音」の解説
綿棒で耳掃除をするとき聞こえるガサガサという大きい音は、軟骨が振動して聞こえる音、つまり軟骨伝導音である。 軟骨伝導は、音(振動)エネルギーが外耳道の軟骨を振動させて外耳道内に気導音を生成し、その気導音が鼓膜や中耳を介して内耳に達することにより聴覚神経に伝わる。耳の中に気導音を生成することから、通常の気導音に軟骨伝導音が加わるとより大きく聞こえるという特徴がある。 電話が聞こえにくいとき、受話器を耳に押し付けると少し音が大きくなる現象も、軟骨伝導によるものである。受話器のわずかな振動が耳軟骨に伝わって軟骨伝導現象を起こし、受話器からでる気導音に加わってより大きく聞こえるのである。
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