日周運動による方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 20:57 UTC 版)
かなりの高精度で設置できる。十字線の入った接眼レンズを主望遠鏡に取り付け、何か星を見つけて視野中心に一致させる。モータードライブが装着されている場合には一時停止する。星が動いていく方向が視野の西であり、その反対側が東である。赤緯微動だけで望遠鏡を北極の方へ動かして、視野の星がずれていく方向が視野の南、その反対が北である。その後モータードライブなり赤経微動のみで東西を追尾した場合に、南北どちらに星がずれていくかでどちらに修正すればいいのかを探る。ただしこの方法は慣れが必要になる。 北東天の星を見て、星が北にずれていく場合、天の極に対して極軸が高すぎるので下げる必要がある。 北東天の星を見て、星が南にずれていく場合、天の極に対して極軸が低すぎるので上げる必要がある。 天の赤道付近にある南天の星を見て、星が北にずれていく場合、天の極に対して極軸が西向きすぎるので東に向ける必要がある。 天の赤道付近にある南天の星を見て、星が南にずれていく場合、天の極に対して極軸が東向きすぎるので西に向ける必要がある。
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