新和同
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 06:11 UTC 版)
『続日本紀』和銅2年8月2日(709年9月9日)の条に「銀銭を廃して専ら銅銭を行う」とあり、新和同の発行はこの時期であるとされる。 一方で、養老5年(721年)頃(養老4年以後とも)あるいは天平年間に唐から工人を招聘して鋳造した結果、開元通寳に劣らぬ美銭が出来上がったとする説もある。 新和同は、その材料が鉛の同位体比から長門の長登銅山や周防の蔵目喜鉱山産出のものに一致しており、また、続日本紀の天平2年3月13日(730年4月4日)の周防産の銅が鋳銭に堪え、長門で鋳銭が行われたとする記事が見られることから、天平2年開始が妥当とする説もある。
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