文庫の終焉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 02:32 UTC 版)
明治維新後は文庫が神社から離れ、その保護を失ったため、しだいに維持することが難しくなり、明治15年(1882年)に羽田野敬雄が死去、明治28年(1895年)に佐野蓬宇が死去すると、さらに保管は困難となり、蔵書は明治40年(1907年)、名古屋市在住の川瀬代助という人物に引き取られた。しかし、明治45年(1912年)、大木聟治らの尽力によって8,710冊が買い戻されて、それをもとに豊橋市図書館が設けられた。現在、その書籍は豊橋市中央図書館に「羽田八幡宮文庫」として所蔵されており、この他に西尾市岩瀬文庫や新城市の新城図書館(牧野文庫)・早稲田大学図書館・天理大学附属天理図書館・明治大学図書館(蘆田文庫)で旧蔵書が所蔵されている。
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