採譜、記譜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 08:18 UTC 版)
「トランスクリプション」の記事における「採譜、記譜」の解説
民謡、民族音楽などの音を聴いてそれを楽譜にすることは日本語では採譜と言う。この意味のトランスクリプションの例としてはバルトークのハンガリー民謡採集、ヴォーン・ウィリアムズのイングランド民謡採集のような、口承民謡の音楽民族学的トランスクリプションがある。 またメシアンは野生の鳥の鳴き声をトランスクリプションして、ピアノのための『鳥のカタログ』などに取り込んだ。 あるいは、楽譜を読んだり書いたりしないで作曲活動をする人はおり(楽譜に書かずに作曲し、そのまま演奏や歌声を録音する人、たとえばポール・マッカートニーなどもそうである)、こうしたミュージシャンの曲の音を耳で聴いて印刷された形に移すのはトランスクライバー(日本語では「採譜職人」「採譜屋」など)の仕事である。
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