持続期間別特殊率
年齢別特殊率 1は年齢各歳ないし年齢階級について算定される。持続期間別特殊率 3は、結婚や過去の出生といった人生の出発点的事象 4ないし事象起点 4から経過した時間を考慮に入れる。中央率 10は、1年間あるいはそれ以上の期間(しばしば5年間)における事象数を平均人口 6あるいは年央人口 6で除したり、当該年ないし当該期間において当該事象が生起するリスクにさらされた人年 7で除することによって求められる。人年は1年間ないし1期間にわたって観察された集団の全個人がリスクにさらされた時間の合計を年数によって表示したものである。“率”という用語は、以上とは違った計算方法に用いられることがあり、1年ないし1期間における反復不能事象の数を、ある年あるいはある期間の期首における対象コウホートの規模で除す場合がそれである。この指標は減損確率 5、ないしはより単純に確率 5と呼ばれることがあり、すでに定義された中央率と対比される。この文節では“期間”という用語は時間の長さを意味してきた。しかし、期間率 8という表現にあるように、期間という用語は特定の時間の意味において用いられ、特定の暦年ないし期間のことを指す。これはコウホート率 9ないし世代率 9と対比される。
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