押井の構想と後代の作品への影響
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「押井版ルパン三世」の記事における「押井の構想と後代の作品への影響」の解説
押井守の狙いは「建築や都市環境の細部を美術設定として克明に再現することで新たなアニメ表現を獲得すること」だけだったといい、そのために建築の勉強をし、資料集めをしていた。押井版ルパンで使われるはずだった様々な設定やモチーフは、後の『天使のたまご』『機動警察パトレイバー the Movie』などの押井作品に散りばめられることになる。押井いわく「攻殻でやっとルパンを吹っ切ることができた」という。 2000年、押井に対してあらためて新作ルパンの監督のオファーがあり、このときは「好きにしていい」と言われたものの、押井は断った。その理由について問われると、本人は「主人公に腕毛が生えてるのが気に入らないから」とうそぶき、2008年には「今の時代にあんなキャラを成立させられない」と語った。 なお、ルパンの存在について問うテーマや原爆が取り上げられている点は2008年のOVA『GREEN vs RED』と共通している。 その後、2021年9月1日には翌月10日から放送される『PART6』のゲスト脚本の一人として押井が参加することが発表され、第4話と第10話を担当している。今野敏主催の空手塾で親交のあった大倉崇裕からの依頼で二つ返事で引き受けたという。
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