抗議行動と死傷者の発生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 22:29 UTC 版)
「2017年ケニア国政選挙」の記事における「抗議行動と死傷者の発生」の解説
野党勢力の強い地域では抗議行動が発生した。オディンガらが記者会見を行った8月9日、会見直後にナイロビの低所得者向け住宅が立ち並ぶ地域で小規模な混乱が発生し、マザレ(英語版)では警官の銃撃により2名が死亡した。また、オディンガ候補の出身州である旧ニャンザ州でも抗議行動が発生し、キシイでは治安担当官の発砲により1名が死亡した。ケニヤッタ大統領の再選が公表された8月11日以降も抗議行動は継続した。8月12日にはマザレで自宅バルコニーにいた10歳の少女が警察の発砲による流れ弾で死亡し、『ザ・スタンダード(英語版)』や『ザ・スター(英語版)』などの国内新聞によって大きく報道されるなど、野党勢力の強い地域では抗議行動に伴い死傷者が発生した。だが、このような混乱は野党支持地域である旧ニャンザ州、旧西部州、旧コースト州などに限られており、与党の強い旧中央州や旧リフトバレー州など他の地域にまで拡大することはなかった。
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