戸田神父殺害事件とカンドゥッチの活動
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「マリオ・カンドゥッチ」の記事における「戸田神父殺害事件とカンドゥッチの活動」の解説
マリオ師は上記の他に戸田帯刀神父殺害事件の記録開示にもかなり取り組んでいた。同事件も高田教会弾圧事件同様に誰が何のために事件を起こしたのかカンドゥッチ関与以前は不明であり謎に包まれていた。元毎日新聞記者の佐々木宏人が同事件の解明に尽力しており、カンドゥッチに協力を頼んだことからカンドゥッチも記録開示に取り組むようになった。バチカン教皇庁や秘密文書館に直接交渉をし、戸田神父殺害事件時に日本駐在のバチカン公使がバチカンに対して送った報告書の開示に成功した。 上記のような記録開示運動についてカンドゥッチは「過去を知らなければ将来に不安が残る」と生前語っており、この発言からも戦争を記録しそれを伝える事を歴史活動としてだけではなく平和活動としてとらえていたことが推測される。
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