戸田山による位置づけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 04:31 UTC 版)
「科学的実在論」の記事における「戸田山による位置づけ」の解説
科学的実在論を擁護する戸田山和久は、著書『科学哲学の冒険』(150P)の中で、“独立性テーゼ”と“知識テーゼ”という用語を創出し、それらを分類基準として様々な関連する立場を分類している。“独立性テーゼ” とは「わたしたち人間の認識活動とは独立して、世界の存在や秩序があるはずだ」という主張。“知識テーゼ” とは「世界に存在するものや、それを統べる秩序について、私達は正しく知ることができるはずだ」という主張。この二つの主張をそれぞれ認めるか認めないかを基準にし、関連する立場を次のように分類した。 知識テーゼを認める認めない独立性テーゼを認める広義の実在論 科学的実在論 反実在論(操作主義、道具主義、構成的経験主義) 認めない観念論 (独我論)社会構成主義
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